かんおんの森から part29月号

 もう何日も雨が降ることが無く、花壇の水やりはもちろんですが、植え込みの木々も水やりが必要になってきました。この夏は観測史上記録更新となる猛暑日が続きました。皆様におかれましては、体調など崩されていらっしゃいませんでしょうか。

 7月の休校のため、夏休み終了を2日繰り上げ、8月27日には元気な子どもたちの声が学校にもどってきました。久しぶりに見た子どもたちは、少し大きくなり、たくましくなったように見えました。暑い体育館での学校集会でしたが、だらけることなく、一生懸命、話を聞く態度に感心しました。

 9月だというのにまだまだ猛暑日が続きそうです。観音小は市内でも数少ない普通教室にエアコンがある学校です。とはいっても、外での活動では、帽子の着用、適度な水分補給など、熱中症には気をつけていく必要があります。「早寝早起き朝ごはん」など生活リズムについてもご家庭でお子様と話していただき、元気に学校生活が送れますようご協力をお願いいたします。

 さて、夏休みには、一人一人違った経験をし、その経験が子どもたちの成長につながっていることと思います。4年生の夏の思い出の一句を紹介します。

川遊び 流れがぼくを 押している      
夏休み 宿題に泣く 最終日 
野球でね キャッチャーしてたら あせだらだら
くたびれた そのときそうめん おいしいな 
夏試合 暑さに負けて 負けちゃった


 学校関係では8月5日観音中学校の前身である二高慰霊祭がありました。この慰霊祭には観音中学校区の3つの小学校の代表が参加します。5・6年生の代表が、心を込めて作った折り鶴を持って出席しました。高齢となった遺族の方々の様子や中学生が運営をする様子を見て、多くのことを学んだようです。平和集会で出席した一人ひとりが感じたこと、学んだことを自分の言葉として報告してくれました。

 8月6日の登校日は、今年は7月にできなかった平和集会を行いました。間に休みが入り、各学年の発表がきちんとできるか心配していました。しかし、どの学年も「人にやさしく」のテーマにそって、今私たちにとって平和とはどういうことか、自分の身近な生活の問題としてとらえ、発表することができました。4年生は誰もが「えがお」で過ごせるよう、折り鶴で作品を作りました。北校舎2階に展示してあります。ご覧下さい。

 8月7日にはビッグウェーブで広島市水泳記録会があり、市内の小学校の5・6年生が集いました。15名が参加し、自己記録の更新を目指して泳ぎました。一人ひとり懸命に泳ぐ姿が素敵でした。そして、見ている人が心を一つにし、声を限りに応援する姿が感動的でした。泳いだ人も応援した人も力を出し切った記録会でした。

 夏休みの間に学校も少し変わりました。北校舎の脱靴場前に被爆くすのきが4本あります。きれいに剪定していただきました。また、北校舎からはちのす校舎への渡り廊下と非常階段の塗装もしていただきました。暑い中業者の方が何日もかけて作業をしてくださいました。

 また、北校舎2階や1階、南校舎の一部の廊下の掲示板がきれいになりました。これは、他の学校8校の業務の先生が共同作業をして、きれいに貼り替えて下さいました。
 教職員で遊具のペンキ塗りもしました。何かが変わるとき、その陰には、自分の知らない所できっと誰かの汗と努力があります。何もしなければ、変わることはないのです。自分の周りの変化に敏感になれる人であってほしいと願っています。これは大人も一緒だと常々思っています。自分自身ゆとりがなければ、なかなかできないことですけれど・・・・・

 とにもかくにも、学校がスタートしました。9月は前期のまとめの時期です。これまでの成果と課題を整理し、ますますの成長を期待したいと思います。

 5月に取り組んだ挨拶マイスター。マイスターはたくさん誕生しましたが、「自分から挨拶する」というのはなかなか難しいようです。
そんな中、2年生は朝、教室の窓から私の姿を見かけると、元気の良い声で「校長先生、おはようございます。」と挨拶をしてくれます。
 4年生はこんな標語を作ってくれました。

あいさつを みんなですると マイスター


 9月からは6年生の朝の清掃ボランティアも始まります。6年生は「登校してくるみんなに、笑顔で挨拶しながら、掃除をしたい。」「学校の周りがきれいになるだけでなく、挨拶をすることでみんなの気持ちもさわやかにしたい。」と意気込みを聞かせてくれました。挨拶の輪が6年生の取り組みを通して、広がることを期待しています。

 広島市が募集した人権標語に全校で応募しました。今年は2名の作品が優秀賞に選ばれました。

あいさつは 心が通う 第一歩    6年 
思いやり 人と人とを つなぐ糸   2年


 7月18日(日)中国新聞に観音小学校便りが掲載されました。
6年生の運営委員が、記事の絞り込みから取材まで担当してまとめました。遅くなりましたが、紹介しておきます。